盛り上がっている「天下人の城展」ですが、8月16日から後期の展示が始まります!
前半は「「江戸始図」をはじめとする城絵図が充実」でしたが、後期の展示は「はげネズミVS黒鼠、義元左文字と蜘蛛切丸など因縁のコラボが注目の後半戦」など書状と刀の目玉展示が注目です。
前期後期の展示の見どころについては以下記事が、おすすめです!
具体的な入れ替え作品がリスト化され、しかも解説ページへ飛ぶという親切設計。
なぜ天下人の城展は2回以上行かないといけないのか?前期・後期の入れ替えがすごい!
中でも注目されているのは、「義元左文字」の登場。
桶狭間の戦いで今川義元の首を討ち取った織田信長が奪った義元の愛刀。
織田信長の後は、豊臣秀吉、徳川家康と天下人の元を渡り歩いた刀です。
【46】刀 名物 義元左文字(宗三左文字)信長が討ち取った義元から奪った記念に名前を彫った愛刀
しかもお隣は、信長が桶狭間の戦いの戦勝祈願で奉納した「蜘蛛切丸」。
宿敵の刀が並ぶとあって、いろいろな想像が膨らみます。
ハゲネズミとディスった信長は、黒ネズミとディスられる
書状は関係者が有名なものが展示されます。
まずはサルに似ているためサルと呼ばれる秀吉ですが、はげネズミとも呼ばれたことで有名な「おね宛書状」や、
【87】織田信長書状 おね宛 信長が秀吉のことを「はげネズミ」と罵倒
そして8/8~9/10の期間限定で、本能寺の変で信長がなくなってすぐ「黒ネズミ」と批判した【95】當寺御開山御真筆 本能寺の直後から「欲望にまみれた黒ネズミ」「六天の魔王」と信長をディスる知識人(初公開)が注目です。
真田丸のあのシーンを思い出せる特別講演と書状
そして昨年10月にニュースとなった真田信繁による「自筆の礼状」も展示されます。
内容は九度山時代、「歯も抜け白髪になった」と老いた自分の状況を書き綴ったものとなっています。
【170】真田信繁自筆書状 小山田壱岐守(茂誠)宛 丸島和洋先生の解説で読む信繁の思い
そう言えば、これどこかかで見たことありませんか?
昨年の大河ドラマ『真田丸』で九度山で真田信繁がこの手紙を書いて伏線を張り、大阪城入場前にヨボヨボの変装をして「あいつはもう終わり」と周りを油断させるあのシーンです。
そのシーンを忘れてしまった方のために、応援団の小久ヒロさんが4コマ漫画にしてくれました!
『真田丸』を思い出して、久しぶりに真田信繁について知りたくなってきた方は、8月11日(金・祝日)の午後1時半から午後3時まで、丸島和洋先生の特別講演会「天下人と戦った武田と真田」がオススメです!
人気の講演会なので、絶対聞きたいという方は午前10時に整理券をゲットして、展示を見て回って、ランチしてからの講演会というスケジュールが安心かもしれません。
8月11日(金・祝日)の午後1時半から午後3時■入場の仕方
当日先着順で、無料(別途入館料は必要)で、午前10時から整理券配布します。
開場は午後1時から整理券順に入場。