第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号189、190番
珍しいのは、189とか190の「朱」なんですよね。「朱」というのは、漢方薬でもあると同時に様々な顔料であるとも同時に
さらに亡くなった時の死体の防腐剤の役目を果たす。
名古屋城の地下蔵と呼ばれる大天守の1階より下の部分ですね。あそこに朱蔵というのがあったんですよ。
そこの所に収められていた朱なんですよ。
家康が亡くなる時もいくつかの朱を遺産として尾張家に分けている。その一部がまだちゃんと残ってるんですね。
その中で確実に家康に遺産としてそのまま継承されたのが、辰砂といわれる朱ですけれども
ずっと名古屋城に保管されて、現在でも徳川美術館の収蔵庫に保管されてる。
こういう鉱物系の物がいわゆる備蓄材として残っているいうのは、大変珍しい。
しかも江戸時代のものですけど、その朱を入れてた朱の箱もありますから、それも併せて展示をします。
次のコーナーは加藤清正です。【191~194】加藤清正坐像と名古屋城の風景画 どうして加藤清正が名古屋城を築城したと誤解されているのかへ
第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号189、190番
【189】上々朱
名古屋城地下の朱蔵に住む。
「朱」は、漢方薬・顔料などに使われ
さらに亡くなった時の死体の防腐剤の役目を果たす。
粉末状の為、展示する度に少しづつ目減りしてしまうので
めったに展示されない、地味さに反して大変貴重なSSRキャラ。#天下人の城 pic.twitter.com/bZhev6flVa— ぅにょん (@fukase444) 2017年7月27日