天下人の城応援団ブログの「展示解説」を見ながら、展示品を見て回ってみました。
展示品を見ながら、「これなんだっけ?」「見どころどこだっけ」という疑問が解決するので助かります。
早速スマホ片手に展示を見て回ってみました。
2時間半かけてまわった
1から順番に、スマホ片手に展示品を見て回ります。
蓬左文庫の「信長の城」ゾーンから見て回るわけですが、「色々威大鎧」「足利義持判物(御教書)」あたりから解説ブログを見ながら行くと、背景がよくわかってきます。
いつもならさらりと解説文を読むだけで、次、次へとなってしまいますが、解説ブログをともにすると全然進めません。
おそらく1つの展示に対する滞在時間は相当長めだったと思います。
じっくり展示を見ると、書状や城の絵図が並んでいる部分は、ビジュアル面と論拠が一緒になっている感じで説得力を感じました。
また、今まで書状を見ても、あまり内容がよくわかっていませんでしたが、解説ブログをともにすると展示している意図、その内容がまとまってるので「そういうこと!」と理解が早くなります。
「小牧新町遺跡など出土品」や岐阜城コーナーでの「【65,68,69】 織田信長制札 」など、いろいろな角度でお城の歴史や背景を伝えていることもわかります。城そのものを見ているわけではないのに、城の情報に触れているんですね。
見る人によっていろんな感想があるのが面白いので、事前に武将JAPANのライターさんの目線も知っておくとより楽しめます。
四世紀を超え、今、戦国の城と権力に圧迫される!徳川美術館『天下人の城』展レポート
天下人の城(7/15-9/10)が通常の歴史イベントとは一線を画する3つの理由
蓬左文庫の信長の城だけで随分時間を使ってしまいましたが、その調子で徳川美術館の方へと移動。
秀吉の城、家康の城へ入ると、かなり華やかになってきました。
そのあたりはこの記事でも解説しています。
天下人の城展で「蓬左は地味だけど徳川美術館のほうは派手だなぁ」と感じたりしませんか?それすごくいいんです!
信長の城として安土城の金箔瓦や、安土御膳、大坂城の模型、聚楽第の金箔瓦などが展示してあるのでよりキラキラした感じになっています。
そこでも解説ブログを見ていくと、金箔瓦の背景が分かるとどれも同じ金ではなく、意味合いがそれぞれあることがわかってきます。
さらに進んでいくと伏見城、今回の目玉のひとつ「江戸始図」を経て、名古屋城ゾーンへ突入。
「江戸始図」は解説ブログを見ながらのほうが、いかにすごくて、貴重な資料かがわかります。
名古屋城ゾーンに入ると、襖絵や真田丸の屏風絵があったり、大物かつカラフルな感じの展示物が増えますし、加藤清正ゾーン、慶勝公の写真、空襲で燃える名古屋城の写真を見ていると、今の名古屋城のことが頭に浮かびます。
解説があるだけで、展示品の見方が変わる
結果的に2時間半かけてじっくりまわったわけですが、今までこんなにじっくりと展示物から情報を収集しようとしたことがなかったなと改めて思いました。
興味があるところをじっくりと、他は解説文を読むだけというような見方をしていました。
しかし背景も含めてなぜそれがそこに展示されているのかがわかってくると、得られるものが増える気がします。
壮大な解説ブログの宣伝みたいになっていますが、本当にあると便利です。
せっかく見に来たなら、濃く情報を得られたほうがお得だと思いませんか?
スマホ片手に見学しても怒られませんので、ぜひ天下人の城応援団ブログの「展示紹介全リスト~日本刀・茶器・城・書状」とともに見て回ることをおすすめします。