7/15~9/10開催の企画展「天下人の城」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について徹底リポート!

「天下人の城」〜徳川美術館応援団〜

展示紹介

【151】築城図屏風 築城を題材とした唯一の風俗画

更新日:

築城図屏風 名古屋市博物館 後期8/16~

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 151番
原さん
これはお城を築城する時の様子を書いた屏風です。
城郭普請時の活況と喧噪・熱気が見事に描かれていますね。
破風を多用する高層天守擁した総石垣造りの城と、築城用の巨石や部材を運搬する庶民、芝居小屋や木戸が設けられた町屋なども描かれています。
文献記録では分からない築城現場の実態をよく表していて、築城を題材とした他に例が無い風俗画なんです。
おいでよ天下人の城展
ところでこれは何城を作っているんですか?
原さん
実はそれが特定できていません。名古屋城か駿府城築城時の景観ではないかという意見もありますが、まだ特定できる根拠は見つかっていません。 石垣の隅石を算木積として描いてはいるものの、下見板張りの城郭建築・平入り虎口の櫓門など古い形態を示す城郭描写であるため、豊臣政権時に築城された城と見なす意見もありますね。 これは風景として描かれてる築城時の様子が良く分かるということで、これは半期だけ展示します。

次は【152】【152】洛中洛外図屏風 【153】二条御城図

*なお「築城図屏風」の詳細な解説は歴史リアル「天下人の城」にも載っています。

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 151番

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