【117】 純金天目 個人蔵
【118】 真珠付純金団扇 徳川美術館蔵 (118は後期8/16~のみ)
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 (本館7室①)
四 金箔瓦の荘厳 (2)大坂城
展示番号 117、118番
第2章 巨大城郭の時代 (本館7室①)
四 金箔瓦の荘厳 (2)大坂城
展示番号 117、118番
原さん
天下人の時代で変わったものはなんだと思いますか?
おいでよ天下人の城展
お城以外で、ですよね?なんだろう。
原さん
この時代、「金」というものが、新たな価値を持ってきます。
まさにこの展示室のテーマである「金箔瓦の荘厳」な時代なのですが、道具そのものにも金を使うようになります。それが117番の純金天目です。
まさにこの展示室のテーマである「金箔瓦の荘厳」な時代なのですが、道具そのものにも金を使うようになります。それが117番の純金天目です。
おいでよ天下人の城展
お茶会で使う茶碗ですね。
原さん
秀吉が持ってたっていう由緒があります。もともと、大坂城にあり、家康が江戸に運ぶ途中に、名古屋城に留め置かれて、尾張徳川家の所有になったらしいですね。なぜかその後、尾張家から出てしまって、あればまだ徳川美術館の所蔵になっていたのでしょうけど、今は個人の方が持ってらっしゃいますので、展示させていただくことになりました。
真珠付純金団扇(しんじゅつきじゅんきんだんせん) 徳川美術館蔵 後期8/16~のみ展示
おいでよ天下人の城展
これもすごい豪華ですね。
原さん
「うちわ」みたいなものですけど、これも純金です。
中には真珠を貼り付けています。これは徳川美術館に残っているのですが、こういう道具なんかが当時はいっぱいあった。
まさに「黄金時代」、よくいわれる「黄金太閤」と言われた時代であったことがわかると思います。
中には真珠を貼り付けています。これは徳川美術館に残っているのですが、こういう道具なんかが当時はいっぱいあった。
まさに「黄金時代」、よくいわれる「黄金太閤」と言われた時代であったことがわかると思います。
おいでよ天下人の城展
純金の道具は、4月までやってました徳川美術館の展覧会「金と銀の国 ジパング」でも並んでいましたよね。
原さん
二代藩主徳川光友の奥さま、三代将軍家光の長女千代姫が御輿入れになった時に持ってきた純金道具というのが未だに当館に残っています。
金というのは「黄金の茶室」というのもあるように、天下人の時代、つまり戦国末から江戸初期にかけては、「金」が氾濫した時代でもあったんですね。
取りようによっては下品かもしれませんけど、新たな価値という言い方もできるかもしれません。
大坂城のコーナーはこれで終わります。次は、秀吉が伏見城に先立ち、「公」の城として作った「聚楽第(じゅらくだい)」になります。
次は【119】聚楽第図【120、121】聚楽第跡出土金箔押瓦 関白の政庁という名前だけども天守もあった見た目は「城」
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 (本館7室①)
2・大坂城
展示番号 117、118番
第2章 巨大城郭の時代 (本館7室①)
2・大坂城
展示番号 117、118番