7/15~9/10開催の企画展「天下人の城」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について徹底リポート!

「天下人の城」〜徳川美術館応援団〜

展示紹介

【150】江戸御城并総構町割図 5代将軍・綱吉時代の江戸の様子がわかる貴重な絵図

更新日:

名古屋市蓬左文庫蔵

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 150番
原さん
17世紀後半の江戸図で、五代将軍綱吉の時代の江戸時代初期の景観がよく判る絵図です。 家康による江戸城と江戸の建設は、入府した翌年の天正19年(1951)より開始され、伏見城築城時に中断されたものの、家康が征夷大将軍に就任して以降は、諸大名を動員する天下普請によって建造が行われました。

そして慶長11年(1606)に本丸御殿、翌年に史上最大の天守が竣工し、天下人の居城に相応しい体裁が整えられることになります。家康が亡くなった後も普請は続けられ、外堀が完成したのはなんと寛永十三年(1636)で三代将軍家光の時代。かなり長い時間を要しています。

おいでよ天下人の城展
ところで、五代将軍綱吉の時代でも江戸時代初期と表現するんですか?
原さん
ご指摘どおり、五代将軍綱吉以降の時代で、明暦大火の後の図面で、初期というには時間は経過しすぎていますよね。 でも江戸初期の古い図面はなかなかなくてですね。元・尾張家の中にあった極めて初期段階の江戸の全体図として展示することにしました。

次は【151】築城図屏風 築城を題材とした唯一の風俗画

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 150番

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