「極秘諸国城図」の内 松江歴史館蔵
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 148番
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 148番
原さん
地味に珍しいのがこの「駿州・豆州・相州御石場絵図」で、尾張徳川家に石切り場の絵図面がありました。実は石切り場の絵図がまとまって残っているものはこれしかないので、大変貴重なものなんです。絵画的に描かれていますが、尾張家が管理した石切り場の様子がよく分る図面を初公開します。
おいでよ天下人の城展
そういえば石切り場、見たことがない・・・
原さん
この絵は尾張徳川家が江戸時代を通じて、伊豆半島に有していた石切り場の絵図の範囲がちゃんと書いてあるんですね。 23か所の石丁場が全部書いてあって、どこからどこまでが石切り場の範囲かということと、境界には目印になる石を置いてある。現地に行くと、尾張の「尾」と書いてある石が残っていて、実は境界線上に置いた石であることも記録されているんです。
おいでよ天下人の城展
境界線の隣は○○藩とか書いてあるんですか?それとも自分の場所だけですか?
原さん
いえ、藩の名前は書いてないですね。あくまで自分の場所の境目の目印として石を置いていただけです。主線が書いてあるだけなので、具体的に石切り場の中に何があったかまでは書かれていません。なぜそんなことをしたのかはわかりませんが、縄張り的なものだったのでしょうか。
おいでよ天下人の城展
石も重要な建材ですから、縄張りというのもありうるかも。
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【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 148番
第2章 巨大城郭の時代 4・金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号 148番