7/15~9/10開催の企画展「天下人の城」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について徹底リポート!

「天下人の城」〜徳川美術館応援団〜

展示紹介

【16】知多郡緒川村古城絵図 緒川城、刈谷と並ぶ水野氏の本拠

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【16】知多郡緒川村古城絵図 蓬左文庫蔵
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第1章 天下布武への道 1 勝幡城・那古野城の時代(蓬左文庫第1室東側)
展示番号 16番
原さん
尾張藩の調査で作られた愛知県東浦町にある水野氏の居城・緒川城の絵図です。現在、住宅地となって遺構の大半が失われていますが、主郭土塁の一部や切岸状の地形が一部残されており、現存土塁の隣に面した古城公園(児童公園)に家康の母・於大の方の生誕地碑が建てられています。主郭の北側に土橋を伴う虎口を開く構造ですが、虎口前面に複数の独立した館状の曲輪(くるわ)が連結する古いタイプの城でした。この作りは緒川城が廃城になった時点でも変わらず、緒川城は最後まで求心性の高い城ではありませんでした。この城の作りから、水野氏と言えども、元々諸豪族連合体であったことがわかるのです。
おいでよ天下人の城展
天文2年(1533年)水野忠政は境川の対岸に刈谷城を築城し、本拠をそちらに移しています。刈谷城には天守はないものの、本丸、二の丸、三の丸を持ち、三の丸の東には大手門があり、2方向に隅櫓を構えた造りになっております。

*刈谷城は読売新聞の「東海百城」に選ばれています。

馬渕まり撮影

次は【17】斎藤利政(道三)書状 安心軒・瓦礫軒宛

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第1章 天下布武への道 1 勝幡城・那古野城の時代(蓬左文庫第1室東側)
展示番号 16番

 

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