7/15~9/10開催の企画展「天下人の城」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について徹底リポート!

「天下人の城」〜徳川美術館応援団〜

展示紹介

【154】駿州府中城図 家康大御所時代の様子がわかる1枚

更新日:

駿州府中城図

【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代  四 金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号154
おいでよ天下人の城展
これは家康晩年の居城・駿府城の絵ということですか?
原さん
図面として書かれているのは大変新しい、といっても2~300年経っていますが。 家康は天正14年(1568)、居城を浜松城から駿府へ移し、同18年、江戸へ国替えしています。しかし、関ヶ原合戦後に駿府は再び徳川領となり、慶長12年(1607)に城を大改造して移り住んだのです。 この図には年寄衆(後の老中)として駿府政権を支えた「成瀬隼人成」「安藤帯刀直次」の屋敷が描かれていますが、 成瀬は尾張藩の附家老に、安藤は紀伊藩の附家老になります。
おいでよ天下人の城展
これが家康の駿府時代の様子なんですか。
原さん
国内随一の巨大天守台に七階建の天守が建てられましたが、寛永12年(1635)に焼失してしまったんですね。駿府政権で活躍してた頃の家老2名が描かれているということは、家康の大御所時代の様子を描いたということになります。この図は、初期の駿府城の様子を推定的に書かれたものとしてみています。
おいでよ天下人の城展
火事で燃えてしまった天守が悔やまれますね・・・。

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【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第2章 巨大城郭の時代  四 金箔瓦の荘厳(本館7室1)
(六)家康の城
展示番号154

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