大坂真田丸図 松江歴史館蔵 8/13まで
黒本尊縁起絵巻 8/15まで
第5章 東海の要衝(本館7室②)
1・名古屋築城
展示番号 171、172番
こちらは合戦に関する絵巻で、昨年話題になった「大坂真田丸図」と、徳川家康の守り神とされてる黒本尊さんの伝記「黒本尊縁起絵巻」です。
真田丸跡地を示す「大坂真田丸図」
まずは松江歴史館の極秘諸国城図の中にある大坂真田丸の図です。
この評価も様々ありますけれど、今現地に行くと、なんとなく大阪明星学園の辺りの塊が残っていますが、江戸時代の段階で完全に破壊されておらず、周りにある堀の痕跡とか高台の様子が残っていて場合によっては郭とみられる土地があったそうです。
これが完全な真田丸があった時の様子ではないしても、真田丸跡地がずっと現地に残っていたことを示す図面として貴重ですので、これを新たな図面として紹介いたします。
徳川の守り神「黒本尊縁起絵巻」
あまり皆さん知られてないんですけど、徳川美術館に黒本尊縁起絵巻というのがあり、これは徳川家康の守り神とされてる黒本尊さんの伝記です。
大坂夏の陣における最後の合戦で、真田信繁に家康の本陣が突き破れ、家康が自害しようと決意したとされるほど追いつめられたことがありました。その時に、黒本尊が化身となって真田をけ散らしたというお話です。
家康公は危なくなっても最後は黒本尊が守ってくれてると書いてある絵巻ですね。
幕末のものですけど、最後の黒本尊の化身に守られたという辺りをお出しします。
次は【173】大坂夏の陣図模本 下書きを元に復元させた「大阪夏の陣」
第5章 東海の要衝(本館7室②)
1・名古屋築城
展示番号 171、172番