金聖像 徳川美術館蔵
牡丹蒔絵祠堂形厨子 徳川美術館蔵
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号186、187番
第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号186、187番
牡丹蒔絵祠堂形厨子というのは、名古屋城二之丸庭園内に国内で最初に建てられた儒教聖堂に祀られていた聖像のことです。
作ったのは初代義直で、その堂形の厨子の中に黄金作りの像を入れていたと言われるものを展示します。
おそらく儒教聖堂としては、日本で初めて作られた湯島聖堂よりはるかに古い聖堂があって、「林羅山は名古屋城を訪れた際に聖堂を礼拝して、蒔絵塗小厨子に安置された金の五像を拝した」と、寛永六年(1629)に名古屋城を訪れた林羅山が書いています。それを今回二之丸の遺物として紹介します。
一体だけ純金でできていて、他はブロンズに金メッキを施したものです。
この純金の帝堯像というのは、大久保長安が持ってたという由緒があります。
大久保長安が死後、彼が佐渡金山の採掘等で蓄えた私財を没収されたうちの一つといわれています。
これは家康より譲られたと道具帳に記載されていて、大久保長安より没収した道具との書付が附属とされています。
次は【188】金城見通之図 初公開!名古屋城の天守からのパノラマ絵巻へ
【展示場所】(場所・番号などは変更されている場合があります)
第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号186、187番
第5章 東海の要衝(本館7室②)
(一) 名古屋築城
展示番号186、187番