今回の突撃インタビューは、『織田信長』(KADOKAWA)など多数の著作を持つ歴史作家・歴史研究者の桐野作人先生です。
長島一向一揆の取材に同行しました。
取材先は長島城(三重県桑名市)です。
現在は長島城の建っていた場所は小学校になっています。残念ながら当時のお城の面影をしのぶ事は出来ません。
しかし現在でも地形から読み解く事は可能です。
案内看板の絵図はいつの時代に書かれたは不明ですが、写真からも分かるように何となくお城の外郭ラインが見えてきます。
歩くと高低差も有り、さながらブラタモリ風で調査しました
しかしブラタモリと言うよりも、歴史捜査です(By片岡愛之助)と言ったほうが桐野先生には似合うかも? (テーマソングが脳内変換してますよ)
長島城と言えば、信長と一向一揆の戦いの場です。それはどんな戦いだったのでしょうか?
桐野先生から信長のお話を聞けました。
やっぱり改めて聞くと信長って怖い・・絶対に上司にしたくないタイプです。
能力成果主義だし、古い事を記憶してるし(良い時もあるけど)そして本人が忘れた頃に
「はい、君お疲れ様」 ポンポンと肩を叩かれリストラ
現代でもあり得る話です。
私も
なんて言われてしまったらショックです。でもなで斬りや国外追放、所領没収とかないから現代に生まれて良かった。
余談ですが、私は信長の事は大好きです(笑)
本題に入ります 今回の展示で桐野先生が気になる展示品は?
ひとつは最近読売新聞で発表された、沢さんという鷹匠にあてた手紙、朱印状です。
信長は鷹狩が大好きという事で鷹匠を優遇しようという事で領地を与える手紙です。
天下人信長が鷹狩が大好きという事が良くわかる手紙ですね。
鷹狩は体を鍛えるだけではなく実際の模擬戦闘、シミレーションとして役にも立つので、信長は大好きだったみたいです。
徳川美術館 #天下人の城 読売新聞20日社会面に 「信長『鷹匠』厚遇の書状 」として、織田信長朱印状 沢源三郎(実仲)宛が載っています! 鷹狩りが好きな信長が家臣に取り立て、厚遇したらしい!18日のキックオフミーティングではなにも言ってなかったけど⁉ #織田信長 #鷹 pic.twitter.com/Rqlehb1ioL
— 伊勢國 藤麿呂 (@2213sanfuji) 2017年6月19日
なんと言っても秀吉の事を禿ネズミといっている呼んでる事で有名な手紙ですね。
おねという立派な女性をおそろかにするとは、なんたる野郎だと、
信長が怒ってる有名な手紙です。
これはずっと戦後の一時期一度、公開されただけでここ70年位は全然公開されず、最近、徳川美術館で公開されるようになった手紙。
みんな中身は知っているが本物を見た事がないまた今回見られるという事で是非多くの皆様にも見て頂きたいと思います。
桐野作人注目の二通
【67】「織田信長朱印状 沢源三郎宛
こちらの展示品説明は応援団ブログにて既に紹介されてますね
【87】織田信長書状 おね宛 個人蔵
信長が「藤吉郎女ども」すなわち秀吉の正室おねに宛てた書状で 自筆の可能性がある。
おねの来訪を喜び土産の礼を述べたあと、おねの美貌が前回対面した時よりも勝ってると
ほめ、秀吉がたびたび女房への不満をもらすとは言語道断である。
どこをたずねてもあなたほどの妻を迎えるのは、かの「はげねすミ」(禿鼠=秀吉のこと)
には難しかろう。あたなもこれからは朗らかな気持ちで、妻らしく重々しく振る舞って嫉妬【しっと】を起こさないように、言いたいことも少々我慢するほうがよい。
なお秀吉にもこの文面を見せるようにとある。
信長が秀吉を「はげねすミ」と呼んだのがこの書状によってわかる。
(展示品解説作成中)
筆者・城郭勉強家にの