7/15~9/10開催の企画展「天下人の城」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について徹底リポート!

「天下人の城」〜徳川美術館応援団〜

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天下人の城でなぜ「関ヶ原の戦い」がないのか?答えは常設展(名品コレクション)にあった

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企画展以外も見逃すな!

徳川美術館の名品コレクション(いわゆる「常設展示室」)もすごい

徳川美術館には、徳川家康の遺品を中心に、尾張藩主の遺愛品、いわゆる「大名道具」が1万件もあります。国宝だけでも9件!重要文化財も59件とまさに歴史の玉手箱やぁ~状態なのです。そんなわけで、企画展以外にもワクワクする展示品がたくさん。今回は“平成29年7月現在”の名品コレクションを簡単にご紹介いたします。

大名道具を二分すると公的な場所で用いられる「表道具」と私的な生活に使う「奥道具」に分けられます。展示室もこの分類に沿っており第一~四展示室が表、第五展示室が奥そして第六展示室が国宝・源氏物語絵巻関連となっております。

関ヶ原の戦いを特集中!国宝の太刀も 第一展示室 武家のシンボル -武具・刀剣-

徳川美術館の枡形ロビーから名古屋城の不明門をイメージした入り口をくぐると第一展示室。ここは表道具の中でも最も重要な武具の間です。入ってすぐ、目に飛び込むのが大ケースに飾られた、松平忠吉(家康の四男)が関ヶ原合戦時に着用したと伝わる具足「銀箔置白糸威具足」です。同じケース内に馬印や螺鈿の槍も飾られ合戦の雰囲気がバシバシ伝わってまいります。

それもそのはず、9月3日まで【第1展示室 特集展示「関ヶ原合戦」】をやっているんですよ!具足の他にも部屋の左手には、徳川家康所持の来国俊作の国宝「太刀 銘 来孫太郎作」や関が原の合戦に参陣した大谷吉継所持の「庖丁藤四郎」、石田三成の刀、など素晴らしい刀剣の数々が展示されています。

大谷吉継(©富永商太)

奥にある「三所物(小刀柄 、 笄 (こうがい)目貫)」コーナーは季節にあった物を入れ替えて展示するそうです。刀好きにはたまりませんね。そして入って右手側には関ヶ原合戦屏風図が。好きな武将をウォーリーして下さい。ちなみに私の好きな水野勝成公も発見できました。

千利休の自筆書状 第二展示室 大名の数寄 - 茶の湯 -

戦場を離れると落ち着いた「わびさび」の茶の湯の世界です。この展示室に入って最初に目がいくのは再現された猿面茶室でしょう。

茶碗などの由緒ある茶器はもちろんですが千利休の自筆書状(8/2~)も見ることができます。

ひょうげもの古田織部の硯 第三展示室 室礼 -書院飾り-

大名の公式行事の場である「書院」や「広間」の装飾用空間(床の間、違い棚)を飾った品々が展示されています。ここを飾る花器や香炉、天目や茶入れ、硯は唐物(中国からの輸入品)で大変貴重なものです。古田織部が所蔵していたと伝わる硯も展示されています。

第四展示室 武家の式楽 - 能 -

御殿の広間の前庭には能舞台がありました。そして第四展示室にも能舞台そのものが再現されています。展示室の壁ケースには能楽の面やきらびやかな衣装が展示されています。大名自身も能を舞うことが教養とされていたそうで、展示を見ながら好きな大名の舞を空想して下さい。

いつも国宝初音の調度が見られる!家康の浴衣も 第五展示室 大名の雅び -奥道具-

中央のショーケースにあるのが、国宝初音の調度から「初音蒔絵祝の枕 一対」。家光の娘、千代姫が尾張藩に嫁ぐ際に持ってきた嫁入り道具の1つです。新婚初夜で用いられるこの枕は側面に蒔絵が施してあります。解説文をメモし忘れましたが獏だったかな?豪華ですが寝にくそうだと思いました。

家康が実際に着用していた蟹の図柄の浴衣。少し染みはありますが400年前の物とは思えないくらいに保存が良い!めっちゃ可愛いと思ったらミュージアムショップにやっぱりあったわ蟹グッズ。あとは葵の御紋が入った品々や徒然草の絵巻も展示中。

第6展示室 王朝の華-源氏物語絵巻-

5室まではつなっがっていますが、6室は、蓬左文庫と本館展示室の間にあります。

国宝の源氏物語絵巻を紹介するコーナーです。残念ながら本物は美術品保護の観点から、年に1〜3週間程度の限定公開となっており、複製やビデオで紹介されるコーナーです。スクリーンでビデオを流している部屋もあり、ナレーションは竹下景子さん。うっとり聞いちゃいました。

じっくり見ていると特別展に行く前に
閉館しちゃうかもですよ?
平日には展示品を見ながらのボランティアさんによるガイドツアーもあります。ぜひ時間に余裕を持ってお出かけ下さいね!

馬渕まり

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